チェコ(スロバキア)旅行記1990⑨~ミックス&ステーキ~
前回の続き。
メニューのない店で、何とか「ミックス」「ステーキ」のオーダーに成功したボク達。
ソ連(現ロシア)のトンデモ話に耳を傾けつつ、料理を待ちます。
「ドン」
大きな音とともに直径40~50センチはあろうかと言う大きな銀の皿が
いきなりボク達のテーブルに置かれました。
私「でっかいなぁ~」
T「チーズとハムのミックスかぁ」
そうです、「ミックス」とは各種チーズと各種ハムの盛り合わせのことだったのです。
しかし、立派です。
薄く切られた様々なチーズとハムが
てっさ(ふぐ刺し)のようにきれいに並べられています。
私「オードブルにしてはメチャ多いなぁ」
T「4人いてるから、何とかなるんとちゃうかなぁ」
私「そっ・・・」
「ドン」
もう一皿来ました。
どうやら1皿で2人前のようです。
テーブル中、チーズとハムだらけです。
私「ちょっとこれは無理ちゃう」
T「でも美味いでこれ。お前も食べてみ。」
私「ホンマや、結構美味いなぁ。これやったらいけるんちゃうか。」
と、一瞬思ったものの、甘かったです。
とても食べ切れません。
いや、食べようと思えば食べられたのですが、
この後「ステーキ」が来る事を考えると、とてもとても。
泣く泣く、まだチーズとハムが4割くらい残った皿をさげてもらいました。
すると、向こうのほうから銀色の半球形の蓋を乗せた
いかにも高そうな料理を乗せたワゴンが近づいてきました。
「まさか?」
その、まさかです。
ワゴンは我々のテーブルの横でピタリと止まり、銀色の蓋が取られたと思うやいなや
「ボッ」
火がつけられ、火柱が上がりました。
派手な演出です。
まわりのテーブルの視線が釘付けです。
恐ろしいことに、これが1人前。
そう、都合4回も極東から来た汚い若僧4人のテーブルの横で
火柱ショーが行われたことになります。
今思い出しても恥ずかしい。
そうそう、出てきた料理はステーキにチーズをかけたようなもの。
美味しかったように思います。
まだまだビールは出てきませんが、次回に続きます。
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