チェコ(スロバキア)旅行記1990⑬~ウ・カリハ~
⑫の続きです。
遅まきながらビールの虜になった我々は、昼食を食べるため「ウ・カリハ」を目指しました。
トラムに乗ったので、所持金は1コルナ減って、483コルナ(約4,300円)。 残り全部使ってビール飲んでやる覚悟です。
さて「ウ・カリハ」。
「地球の歩き方」に乗ってました。
ビールが美味しいことはもちろん、
ハシェックという作家が常連にしていたことで有名なレストランだそうです。
席につくとメニューが渡されました。
昨日の体験があるボク達はこれだけでも、ほっとします。
ビールと肉料理を頼みます。
店内はかなり賑わっています。
壁にはハシェックの作品に関係あるらしい絵が、落書きのような感じで描かれています。
昨日の店とうって変わって庶民的な感じです。
とてもとてもいい感じです。
ビールがきました。
ちょっとずんぐりした形のジョッキです。
私「美味しそうやなぁ」
T「ホンマやねぇ」
私「美味いねぇ」
T「ビールってこんなに美味しいんやなぁ」
驚いたのは飲干したら、頼んでもいないのにお代わりを持ってきたこと。
(現在はどうか知りませんが)
私「おいおい、いきなり持ってきたで、頼んでないのに」
T「帰りたなったら、うっかり飲干されへんな」
私「美味いからエエけど、まずかったら怒るで」
T「ホンマやな」
結局、ビール1リットルと肉料理とザウアークラウトを食べて59コルナ(約530円)。 ウソみたいに安いでしょ?
でもホントなんです。
★10
これで残金は424コルナ(約3,800円)。
腹一杯になったので、歩いてヴァーツラフ広場へ。
ちょっと喉が渇いたので、通り沿いにある高級ホテルのラウンジでティータイムです。
普段しませんよ、こんなこと。
オレンジジュースとケーキ(!)を食べて、19コルナ(約170円)使い、カレル橋へ。
途中の土産物屋でポスター2枚と写真(額付き)を、
それぞれ30コルナ(270円)、110コルナ(990円)で買い、
何とか残金265コルナ(約2,400円)まで減らしましたが、この辺が限界です。
(ビールグッズとか買えばよかった、と今になって思いますが、後の祭りです)
カレル橋を往復し(昨夜と違い、すごい人)、
トラムに乗って荷物を預けたホテルへ戻ります。
ホテルの兄ちゃんにチップ(10コルナ!)をあげ、太っ腹なところを見せ、
またトラムで中央駅へ。この時点で残金253コルナ。
コインロッカーに荷物を預け(4コルナ)、
ブダペストまでの夜行の予約(4コルナ)をしたところで、夕方になりました。
まだ245コルナもあるので、また高い店に行ってもよかったのですが、
無駄使いにそろそろ疲れてきたので、美味しかった「ウ・カリハ」を目指します。
着いてビックリ、満員です。
あきらめて、少し歩いたところにあったレストランに入り、
ビールはもちろん、ステーキなんかをデザート付きで食べました。
お代は73コルナ(657円)。
この後、駅でお菓子を少し買い(18コルナ)、
チェコスロバキアでの全消費が完了しました。
最終残金が154コルナ(1,386円)。 Tは、私より沢山土産を買ったので、小銭しか残っていませんでした。
燃え尽きました。
お金を使うのがこんなに難しいなんて・・・
この後、無事夜行でブダペストに着いたのですが、
両替所で並んでいると、見慣れたコルナをカウンターに出している人が・・・
駄目もとで私も出したところ、あっさりフォリント(ハンガリーの通貨)に。
何だったんでしょう。
強制両替させながら再両替可能なんて、おかしいですよね。
でも再両替できたんです。
ホント、何だったんでしょう。
無知ってイヤですね。
さて、ダラダラと書きなぐってきた「チェコ旅行記1990」ですが、
これで終わりです。
次は「チェコ旅行記1992」で会いましょう。
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