チェコスロバキア旅行記1990その3~ブダペストまでの切符~
その2の続き。
午後3時半ごろ、列車がプラハ中央駅に到着しました。
雨です。
寒いです。
これからの私たちを、暗示している気がしないでもありません。
まず向かったのは駅のインフォメーション。
現「プラハの地図が欲しいんですが(英語)」
イ「何とかかんとかコルナ(たぶんチェコ語)」
どうやら有料のようです。
大概無料なので、ホンマかいなと思いつつ聞き返しました。
現「もう一回言ってもらえますか?(英語)」
イ「10コルナ(英語)」
現「10コルナって90円くらいちゃう?」
T「安いなぁ、もう1枚買おうか」
普段決して地図を2枚買ったりしない我々。
「お金をいっぱい持っている」という豊かな気持ちがプチ贅沢をさせました。
開いて見ると立派な地図。
普通のインフォメーションで貰う、無料の観光地図とは大違いな本格的な「地図」。
現「これで、90円やったら安いな」
次に向かったのは、駅の切符売り場。
「地球の歩き方(東欧)」によれば、国際列車の切符は駅では買えないとのことだったので、国境ギリギリまででも買おうか、と。
持参のトーマスクックの時刻表に印をつけて窓口に並んだんですが、待っているうちに色気が出てきました。
現「駅で買われへん切符なんかあるか?」
T「ダメ元でブダペストまでくれ、って言うてみようや」
現「すいません、明日のこの電車、ブダペストまで2枚(英語)」
駅「つばいふんでるとうんとふぃあつぃっひくろーね」
現「ハッ?」
駅「240コルナ(ドイツ語)」
現「ハイッ!(日本語)」
もらった切符をよく見ましたが、どこをどう見てもブダペスト行きです。
現「買えるやん!」
T「しかも現地通貨(コルナ)で買えたで!」
現「『地球の歩き方』の情報って、あてにならんな」
T「ホンマや・・・」
で、幾ら使ったっけ。
1人120コルナちゅうことは、1,080円・・・
って、プラハからブダペストまで8時間乗るのに、1,000円ちょい!!
現「安すぎやろ」
T「ちょっとだけ心配になってきたな」
現「使い切られへんかも・・・」
全部使い切るまで、あと840コルナ
その4へ続きます。
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