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チェコスロバキア旅行記1990その2~強制両替~

その1の続き。

出発前日の金曜日にウィーンのチェコスロバキア大使館で、ビザを取得した我々。
9時頃発の、ベルリン行き列車でプラハを目指しました。
プラハ到着は午後3時過ぎ。
かなりの長丁場です。
たっぷりある時間を使って、「地球の歩き方~東欧編~」でチェコスロバキアの予習を始めたところ、色んなことが書いてありました。

①「強制両替」という制度がある
②国境をまたぐ国際列車の切符は土曜午後と日曜休みの「チェドック(国営旅行社のようなもの)」でしか買えない(駅では買えない)。
③国際列車の切符は外貨でしか買えない

①は、滞在1日あたり20ドルor30ドイツマルク相当の外貨を「両替しなければならない」というもの。
滞在予定は2日間なので、40ドルor60マルク両替すればいいんですが、そんな都合の良い金額の外貨なんて持ってません。
持っていたのは100ドル(15,000円)と100マルク(9,000円)のT/C。
お釣りは貰えないと仮定すると、2人分として100ドル出すのが一番少なくて済む計算。
ま、当時の1日あたりの予算は、宿泊、食事、交通費全て込みで5,000円。
2日で7,500円ならば何とか使い切れそうです。

②、③についてはちょっと厄介。
と言うのは、当初の予定ではチェコスロバキアは土日2日間だけの滞在。
明日(日曜日)には、夜行でブダペストへ向かうつもりでした。
当時チェコスロバキアはユーレイルパス(ヨーロッパ列車乗り放題チケット)が通用しない国だったので、どこかで国際列車の切符を買う必要があるのに、チェドックは滞在中は空いていない。

現「成り立ってへんがな」
T「どないしよう・・・」

現「そやっ!」
T「どないした?」
現「出国日を、日曜日から月曜日に変更したらエエねん!」
T「ん・・・なんで?」
現「月曜日出国にしたら、国際列車の切符問題が解決」
T「そうか、月曜日にチェドック行けばエエんや」
現「おまけに強制両替も、2人で100ドルじゃなく、1人100マルクにしたら無駄少ないし」
T「名案やん!」
現「後は、国境あたりでやってくる入国管理の人に3日滞在しますって言えばエエんちゃう?」
T「決定!」

安心したら、眠くなってきました(笑)

うとうとしてたら、やってきたようです、入国管理官が。
パスポートを渡すとパラパラとめくりながら、いきなり

管理官 「シックスティデーマルクイーチ(1人あたり60ドイツマルク!)」

現「何言うてんの、この人?」
T「まず滞在日数を、聞けっちゅうねん」
現「でも、60ドイツマルクって2日分の金額やん?何で知ってんの、俺らが2日いるつもりやったって」
T「訳わからんな」
現「反論したいけど・・・」
T「無理やろな・・・」
現「何か怒ってるぞ、早よせんと」

動揺したボクらは3日分として渡すつもりだった100マルクのT/Cを出し、970コルナ(クローネ)を手にすることに。

何が起きたのか全く理解できてなかったんですが、帰してもらったパスポートを見て笑ってしまいました。
T「おい、ビザのページ見てみ」
現「あっ!」
T「滞在日数欄に、『2』って書いてあるやん」
現「そういや、そんなの書いて申請したなぁ・・・」
ま、当たり前と言えば当たり前。
滞在予定日数が書いてないビザがあったら教えて欲しいくらいです(笑)

現「やっぱ、多すぎるかな?」
T「多いかもしれんけど、2日で9,000円やったら使えんことないんちゃう」
現「せやな」

2日しか滞在できないことが決まった現時点での問題は、国際列車の切符をどうするか・・・
とりあえず、ハンガリー国境の駅まで切符を買って、あとは列車の中で何とかしようということになりました。

へ続きます。

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